ギター講師の加藤清史です。
ギターを始めるキッカケは何だったでしょうか？
好きなギタリストがいて、その曲が弾ける様になりたい！
というのが普通だと思いますが、何となくギターを弾ける様になりたい、という方もいらっしゃいます。
好きな音楽や、弾ける様になりたい曲、が無いのです。
まぁ、今の時代ギターヒーローも居ないし、ギターソロや間奏は飛ばして聴く、という話もありますし、そういう影響もあるのでしょうが、寂しいなぁ〜と思います。
何となくギターが弾けるようになりたい、というよりも、好きな音楽があって、好きなギタリストがいて、弾ける様になりたい曲があった方が、練習も頑張れると思うのです。
とにかく音楽を沢山とは言いませんが、音楽を良く聴いて、好きになって欲しいなぁ、と思います。
そして、ある日、音楽に衝撃を受ける体験があると良いと思います。
Jazz漫画「Blue Giant」では、中学生の時に初めてJAZZの生演奏を聴き「JAZZってこんなに激しいんだ⁈」衝撃を受けるのです。
そしてJAZZにハマっていくのです。
僕は中学生の時に、ロックバンド「KISS」が大好きだったのですが、文化祭の時に先輩のバンドがディープパープルのコピーバンドをやったのです。
その時に初めて聴いた歪んだディストーションサウンドのギターを聴いて「あ、レコードで聴いたヴァンヘイレンと同じ音だ！」と衝撃を受けたのです！
KISSが好きな自分が、ディープパープルの曲を聴いて、ヴァンヘイレンの音だ！と感じたのは不思議ですが、生で聴くギターサウンドはレコードで聴く数倍の衝撃でした！
そして、どうしてもギターが弾きたくて、親に頼むのですが「最初は基礎からやった方がいいんじゃないのか？」とフォークギターを買ってくれたのでした！
フォークなんて好きでもなかったけど仕方なく、明星の歌本を見て、当時流行っていたアリス等の曲のコードを練習していました。
でも、やはり面白くなく、エレキギターが欲しくて、ベニヤ板をギターの形に切って塗装して、エアギターをやっていました笑
そして、念願のエレキギターを買ってもらう日が来る訳です。
そんな風に、何か音楽にガツンと衝撃を受ける事があるのは良い事だと思いますし、自分も人の心を動かす演奏をしなくてはなぁ〜！と思います！