こんにちは!
ジャズドラム講師の鈴木麻緒です。
今回は、あらゆるライブハウスで行われているジャムセッション(ミュージシャンが集まって即興的に演奏すること)についてお話しようと思います。
その発祥について。
1940年代、ニューヨークの「ミントンズ・プレイハウス」などのジャズクラブでは、ダンスホールの仕事を終えたミュージシャンたちが集って、楽譜に囚われない即興的な合奏をし、曲間でそれぞれアドリブソロを披露、そしてそれを讃えあう、ということが毎晩のように繰り広げられていたそうです。
そこから今のジャムセッションというスタイルが確立されたと言われています。
さて、一昔前の東京では、アマチュアが参加できるジャムセッションを行うお店は1〜2店舗しかありませんでした。
なので、毎回参加者が溢れかえっていました。
厳しい修行の場でもあり、参加費を払っているのに、下手な演奏をすれば、その日はもう順番が回ってこないこともありました。
しかし、昨今は、ジャズライブハウスのほとんどで、月に何度もジャムセッションが行われていて、その雰囲気も気楽なものになりました。
特に、バンドを組んでメンバーで予定を合わせることの難しい社会人の方々にとって、空いた日に一人でフラッとお店に立ち寄り、アンサンブルができるジャムセッションの場は、とても便利ですよね。
流れとしては、入店時に自分の名前とやりたい楽器を店主またはセッションホストメンバーに伝え、名前を呼ばれたらステージに行って、他の楽器の人と何の曲にするか相談し演奏するという感じです。
さて、ここからは、初めてジャムセッションに参加するドラマーさんに向けてお話を致します。
初めてはどんなこともドキドキ、緊張しますよね。
おそらく、皆さんが不安に思うであろうこと、その対策についていくつかお話します。
(ジャムセッションって、なーに?②につづく)